不登校のお子様の「自宅での過ごし方」!ダラダラは心のメンテナンス時間
2026/04/02

「一日中パジャマで、スマホやゲームばかり……。こんな生活をさせていていいの?」 不登校のお子様を持つ保護者様が、最もイライラし、不安を感じるのが自宅での過ごし方です。 しかし、その「ダラダラ」こそが、お子様の回復に欠かせないプロセスであることを知ってください。
「ダラダラ」の裏側で起こっている心の修復
大人の目には怠けているように見えても、お子様の心の中はフル稼働で修復作業を行っています。
防衛本能としての「無気力」と「休息」
学校という戦場で傷つき、疲れ果てたお子様は、それ以上心が壊れないように「シャットダウン」している状態です。 パジャマのままなのは、外の世界(戦場)に出る準備がまだできていないというサイン。 スマホやゲームに没頭するのは、現実の辛さや不安から意識を逸らすための「麻酔」のようなものです。 今は、何もしないことでしか自分を保てないのです。 この「徹底的な休息」を許されることで、お子様の神経系は少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
エネルギーが溜まる順番を理解する
心の回復には順番があります。 まずは、ひたすら寝たり食べたり、好きなことに没頭する「身体的・感覚的な休息」。 次に、少しずつ家事の手伝いをしたり、親と雑談したりできるようになる「情緒的な回復」。 そして最後に、勉強や進路に目が向く「社会的な意欲の回復」です。 最初の段階で「勉強しなさい!」と社会的な意欲を求めてしまうと、せっかく溜まり始めたエネルギーが漏れ出し、回復がさらに遅れてしまいます。
保護者様の不安を「安心」に変える環境作り
お子様を放置することと、見守ることは違います。
「日常の当たり前」を淡々と共有する
無理に外に連れ出そうとせず、保護者様は普段通りに生活してください。 「お昼ご飯できたよ」「今日はいい天気だね」と、普通の挨拶を欠かさないこと。 お子様が何か話しかけてきたら、手を止めて「そうなの、面白そうだね」と共感すること。 特別なことをしようとするのではなく、家の中に「穏やかで変わらない日常」があることが、お子様にとって最大の安心材料になります。
保護者様自身の「楽しみ」を大切にする
お子様の様子に一喜一憂していると、保護者様の方が先に参ってしまいます。 「子がこんな状態なのに、自分が楽しんではいけない」という呪縛を捨ててください。 保護者様が外に出て楽しみ、笑顔で帰ってくる姿は、お子様に「自分のせいで親を不幸にしていない」という安心感を与えます。 親の心の健康が、お子様の回復の鏡となります。
まとめ:今は「心の冬」を過ごしているだけ
冬の間、植物は枯れているように見えますが、土の中では春に芽吹くための準備をしています。 お子様の「ダラダラ」も同じです。 いつか必ず、自ら動き出す日が来ます。 その時まで、温かい飲み物を用意して、お子様の「心の冬」を一緒に静かに過ごしてあげてください。 春は、必ず来ます。
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